皆さんは、検索結果からサイトURLのリンクをクリックした時、ホームページが重くてなかなか開かずに、そのサイトを見るのを断念した経験をお持ちではないでしょうか?
最近のホームページは高機能化に伴い、ファイル容量が増加しています。また、ホームページ内に外部サイトのパーツ、例えば、YoutubeのパーツやフェイスブックやツイッターなどのSNSのパーツを組み込んでいたりすることも増え、いわゆる「ホームページが重い」状態になりがちです。
ホームページが重くて開くのに時間が掛かる状態になると、主に2つのデメリットがあります。
まず一つ目は、ホームページの直帰率が高くなり、お問い合わせ率(コンバージョン率とも言います)が下がるデメリットです。
直帰率とは、ホームページを訪問した人が中身を見ないで帰ってしまう率です。直帰率が高くなる=見ないで帰ってしまう人が増える、ということですので、直帰率が高くなると、見た目のサイトアクセス数は多くても、実際に中身を見てくれているアクセス数は少ないという事象が起こります。そして、直帰率が上がった結果、お問い合わせ率(コンバージョン率)が下がってしまうことになるわけです。
次に二つ目のデメリットは、検索順位が下がる危険性です。
ヤフーやグーグルのような検索サイトを提供する会社は、検索サービスを提供することによりサクセスを集め、そこに広告枠を提供するビジネスモデルを採っています。ヤフーやグーグルなどの事業者にとっては、検索で上位表示されたサイトがいくつも「重くて開かない」という状態になってくれば、検索サイト自体の利用者数が減り、結果、広告収入が低下する要因にもなりかねないのです。
そして、グーグルでは、現在、ホームページの開くスピード(サイトスピード)を数値化するツールを提供しています。そのツールが「Google PageSpeed Insights(PageSpeed Insights)」というものです。
では早速、PageSpeed Insights を見てみることにしましょう。
まず、https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/?hl=ja をクリックしてください。
そして、「ウェブページの URL を入力」という箇所に、スピードを計測したいホームページのURLを入れて、右側の「分析」ボタンをクリックすれば、スピードの計測をして、モバイルとパソコンで見た時のスピードをそれぞれ100点満点の数値で出してくれます。
皆さんのホームページのサイトスピードはいかがでしたか?
ちなみに、ここ1年以内に作ったサイトの場合、モバイル・パソコン両方の数値が60点以上であれば合格点です。逆に、50点以下の数値の場合はスピードが遅く、そのためにアクセスや集客が悪影響を受けている可能性が出てきます。
簡単に計測できますから、一度、皆さんも自社やライバル会社のホームページのサイトスピードを調べてみると良いでしょう。