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集客のヒント集

成果報酬型SEOで陥る罠〜検索順位とクリック率から考える

SEO,SEO対策

成果報酬型のSEO対策をうたう業者をよく目にします。成果報酬型のSEO対策とは、あらかじめ設定したキーワードで検索順位が上位表示された場合、その日の検索順位に応じて日額料金を支払うシステムです。何段階か検索順位のバーがあって、検索順位が上位であればあるほど、日額料金が高くなるように料金設定されています。

たまに料金が発生する検索順位のバーが10位台や中には20位台、30位台といった業者もありますが、通常のキーワードであれば、アクセスを生むのは、最低でも検索順位が10位以内の場合がほとんどで、よほどのビッグキーワード(検索数が非常に多いごく一部のキーワード)でもない限り、検索結果2ページ目以降(11位超)でも料金を支払わなければならない“成果報酬型のSEO対策”には首を傾げざるをえません。

例えば、検索順位とクリック率(検索数に対するクリック)の関係を見てみると、

検索順位 クリック率
1位 20%
2位 15%
3位 10%
4位 8%
5位 7%
6位 6%
7位 5%
8位 4%
9位 3%
10位 2%

多少アバウトですが、概ねこういった数値になってきます。

つまり、同じ検索結果1ページ目であっても、検索順位1位と3位では約2倍、検索順位1位と10位では約10倍のクリック数の開きが出てくるわけです。実際、体感的にも検索順位が7位以内に入ってくると、アクセスがコンスタントに発生するようになり、3位以内に入ればアクセスを生むキーワードだと認識できるようになります。

検索順位で10位とか20位とか切りのいい順位以内に入ると、一見アクセスが急増して集客につながるように思いがちですが、よほどのビッグキーワードでもなければ、検索順位で10位とか20位といった区切りは大した意味は持ちません。

そういう意味では、料金発生が10位台、20位台、30位台といった成果報酬型のSEO対策を提供する業者は、少なくともお客様の集客を意識しているとは思えません。

「成果報酬型」という言葉を聞けば、ノーリスクで集客できるのではないかと思ってしまいますが、実際は、あくまで指定の検索順位への表示がノーリスクなだけで、集客をノーリスクで担保してくれるものではないということを知っておくべきでしょう。

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